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RDFa Liteのここが酷い

RDFa LiteはRDFa Coreのサブセットで、とても短い仕様なのだけれども、一点気に入らない。

なぜ、@aboutではなく@resourceを採用したのか。

RDFa 1.1 Primerによれば、@aboutと@resourceの違いは、同じ要素に@propertyが設定されている場合の意味の差だけだ。どう違うかというと……

  • @aboutは、いつでも関係の主体 (subject) を設定する。
  • @resourceは、@propertyが設定されていない場合は@aboutと同様関係の主体を設定する。@propertyが設定されている場合は@hrefと同様関係の客体 (resource object) を設定する。(ただし、hrefと違って、クリックできないリンクになる。

属性名からも明らかなように、RDFa Coreの@resourceはリソースオブジェクトを設定するのが主用途だ。@propertyが設定されていない場合の意味は、「ついで」で決められていることに過ぎない。*1(これ自体センスがない仕様だ。意味が無い指定であれば未定義として残しておけばいいのであって、無理やり@aboutと同義にする必要がない。)

@resourceの唯一の意義であった「@hrefと違って、クリックできないリンクになる」という性質だって、今日のHTMLの仕様と組み合わせるのであれば、a要素の代わりにlink要素を使えば達成できるのだから、いよいよ@resourceの存在意義は無い。

@aboutを捨てて@resourceの方を選ぶというのは、全くセンスがない。他の属性が設定されているかどうかによって意味が変わる属性とか、ありえない。@propertyと@resourceを同じ要素に設定する“間違い”をしでかす人間は必ず出てくるし、仕様を策定する人間にセンスがないと、全世界に迷惑を掛ける。RDFa 1.1 Primerにその“間違い”を例示するぐらいだったら、最初から@aboutをプライマリとして採用してくださいよ。

*1:追記: subject、object両方とも、URIで指定されるのはresourceであり、resourceという名前がobjectを指しているという指摘は不当なので取り消す。しかし、場合によってsubjectの指定であったりobjectの指定であったりすることの筋の悪さに変わりはない。