2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

プログラムを哲学する 1. 言及

これから書くのは、言葉や論理と、その意味に関する話だ。フレーゲらによる、物事を厳密に考える言葉の探求は、現代論理学や分析哲学の出発点になった。まずは、その哲学を探りながら、関数プログラミングの話でよく耳にする「参照透過性」という概念を理解…

プログラムを哲学する 0. プログラムと哲学の関係

僕は、プログラムを哲学したい。その動機のひとつに、用語の統一がある。現状、プログラムにおいて使われる用語は、対象言語によって色々と異なってしまっている。たとえば、似たような概念に、あるプログラム言語ではポインターという用語を使い、別の言語…