グリフウィキ画フォントツール

イェルン・フック(Jeroen Hoek)さんが開発しているグリフウィキ関連のフォントツール。KAGE形式のデータを読み込み、グリフを表示、ベクタ形式で出力できる。
利用者:jeroen - GlyphWiki

Pythonで開発されています。取り合えずLinux用。ライブラリにpython-pysqlite2が要ります。
GlyphWiki Drawfont Tool download | SourceForge.net
以下、試用記録・解説。

インストール方法

tarballで配布されています。展開後、INSTALLファイルに書いてある通りにコマンドを実行すれば導入できるはず。
configureを実行したときに途中で止まるときはツールが足りていません。足りないツールはUbuntuならAPTリポジトリから、Fedoraならyumリポジトリから導入できるでしょう。私はintltoolを入れました。
(tarballのソフトはmake uninstallでアンインストールできると思いますが、野良ビルドは嫌だ、rpmdebじゃないと不安という人にはpacoというツールをお薦めします。"make install"したソフトウェアを管理できる超便利ツール「Paco」 - 元RX-7乗りの適当な日々

ストロークデータベース

gwdrawfonttoolを起動して、左にあるスペースにKAGE形式でデータを入れるみたいです。
メニューの グリフウィキ→ストロークデータベース更新 で出てくるウィザードを使うと、グリフウィキのデータが使えるようになります。

99:0.0:0:7:10:97:188:baseparts-kanehen
0:0:0:0
99:0.0:0:72:9:199:181:baseparts-nae

みたいに、別のグリフを呼び出して使えます。

ある機能・ない機能

  • SVG形式のファイルが出力出来ます。
  • 拡大・縮小表示が出来ます。
  • マウスで編集することはできないようです。
  • 折れや乙曲線など、明朝体の肉付けに対応していない画があります。
  • “99:”のようなデータを入れるとバグが出ます。