Ubuntu 9.10でLyX/pLaTeX

UbuntuでLyXを使おうとしたら、少し厄介だったのでメモ。http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~ecnophys/?p=%E3%83%A1%E3%83%A2を参考にした。

インストール

パッケージの導入

aptでパッケージの導入。lyxに加えてlatex-extra-japaneseもインストールする。
自分の環境では何故かGNOMEメニューに表示されなかったので、Gnomeのメニューから〈システム→設定→メイン・メニュー〉を選んで起動、オフィスの項目にLyX Document Processorがあるはずなのでチェックボックスをオンにする。コマンドラインからはlyxで起動できる。

japanese.ldfの導入

CTAN(Comprehensive TeX Archive Network)からjapanese.zipをダウンロードしてきて展開し、READMEの通りに

platex japanese.ins

を実行。
(Ring Serverのファイルへのリンク:http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/language/japanese/japanese.zip)
生成されたjapanese.ldfを管理者権限を使って/usr/local/share/texmf/tex/platex/japanese/japanese.ldfの位置におく。その後忘れずに管理者権限でmktexlsrを実行する。これをしないとplatexはjapanese.ldfを見つけられない。

LyXの設定

〈ツール→設定〉ダイアログ
  • 〈言語設定/言語〉で既定言語を日本語に設定。日本語(CJK)を選択すると、pLaTeXは使わず他の言語と同じツールを使うことになる。
  • 〈ファイル処理/ファイル書式〉で書式にDVIを選択、閲覧プログラムをxdviに変更する。初期設定のままだとGnomeのドキュメント・ビューア(Evince)で表示されるが、日本語が表示されない。
  • 〈操作性/画面フォント〉を設定。これは最終的な出力のフォントとは別。
〈文書→設定〉ダイアログ

〈文書クラス〉で文書クラスをarticle (Japanese New)に設定すると、jsarticleが使われるようになる。文書の既定値として保存しておくとよい。

文書の作成

LyXはWYSIWYMである。WYSIWYGのMS WordやOOo Writerとは違い、画面に表示されるのは文書の構造だ。詳しいことはLyXのヘルプを参照のこと。画面表示時には句読点が行頭に来ることもあるが、出力時にはpLaTeXによって正しく禁則処理がなされる。
文書の出力を見るには、〈表示→DVI〉や〈表示→PDF (dvipdfm)〉を使う。
文書を出力する時は〈ファイル→書き出し→PDF (dvipdfm)〉を使うと、文書と同じディレクトリにPDFが出力される。

エクストラ:XeLaTeXで出力する

pLaTeXの代わりにXeLaTeXを使うこともできる。LyX Wikiに書いてある手順にしたがう。
LyX wiki | LyX / XeTeX
ただし加えて次のことが必要。

エクストラ:OTFパッケージを使う

pLaTeXでUTF/OTFの文字を使う。

OTFパッケージの導入

まず、OTF - TeX Wikiにある
otfdevel.tar.bz2をダウンロードし、/share/texmf以下を/usr/local/share/texmfに展開。
/etc/texmf/dvipdfm/cid-x.mapに以下のものを書き加える。

hminr-h     H               Ryumin-Light
hminr-v     V               Ryumin-Light
otf-ujmr-h  UniJIS-UTF16-H  Ryumin-Light
otf-ujmr-v  UniJIS-UTF16-V  Ryumin-Light
otf-cjmr-h  Adobe-Japan1-6  Ryumin-Light
otf-cjmr-v  Identity-V      Ryumin-Light

hgothr-h    H               GothicBBB-Medium
hgothr-v    V               GothicBBB-Medium
otf-ujgr-h  UniJIS-UTF16-H  GothicBBB-Medium
otf-ujgr-v  UniJIS-UTF16-V  GothicBBB-Medium
otf-cjgr-h  Adobe-Japan1-6  GothicBBB-Medium
otf-cjgr-v  Identity-V      GothicBBB-Medium

mktexlsrを実行する。
LyXで〈文書→設定〉ダイアログの〈LaTeXプリアンブル〉に

\usepackage{otf}

と書き加えると、OTFパッケージが有効になる。

Utf82TeXを使う

OTFパッケージを導入しただけでは、Unicodeの文字をいちいちコードとして入力しなければならないので面倒だ。そこでUtf82TeXを導入し、LyXで設定を行ってこのプログラムを使うようにする。
【途中】