ピクセル指向プログラミング言語 Pixilang (2)
Pixilang入門の下書きみたいなものだと思ってください。
エラー
プログラムに間違いがあると、エラーになることがある。
たとえば、次のプログラム
while 1 { print( "Hello, world! ) frame() while get_event() { if EVT[ EVT_TYPE ] == EVT_QUIT { halt } } }
これを実行すると、こういう画面になる。
ERROR (line 3) in hello.pixi: syntax error と表示されているのは、3行目に文法的な誤りがあるという意味。よくみると、3行目の " が抜けているのが分かる。
一方で、エラーにはならないけど、正しく動かないということもある。
コメント
// これはコメント /* これもコメント */
Pixilangは、行の // より後の部分と、 /* と */ で囲まれた部分を無視する。これは人間の読むコメントを書くために使う。
関数
今までに出てきた print, frame, get_event は関数 function というものだ。
関数は
関数名(引数1, 引数2, ...)
のような形をしている。関数を使うことで、グラフィックスを表示したり、音声の処理を行ったり、計算したりと、色々な機能を使うことができる。
点、線、長方形
dot関数を使うと、画面に点が表示される。
while 1 { dot( 0, 0, WHITE ) frame() while get_event() { if EVT[ EVT_TYPE ] == EVT_QUIT { halt } } }
dot($x, $y, $color) $x: 点のX座標 $y: 点のY座標 $color: 点の色
Y座標は下向きであることに注意。例えば、Y座標に100を指定すると原点より100ピクセル下に表示される。100ピクセル上に表示するには、Y座標に-100を指定する。
色の指定は WHITE, BLACK, ORANGE のように色名を指定する方法と、 #ffeeccのように16進数カラーコードを指定する方法がある。
他にも、線を表示する関数 line と、長方形を表示する関数 box、塗りつぶされた (filled) 長方形を表示する fbox がある。
while 1 { dot( 0, 0, WHITE ) line( 0, 100, 100, 0, ORANGE ) box( -100, -100, 50, 100, RED ) fbox( 100, -100, 100, 50, #ffeecc ) frame() while get_event() { if EVT[ EVT_TYPE ] == EVT_QUIT { halt } } }
line($x1, $y1, $x2, $y2, $color) $x1: 線分の始点のX座標 $y1: 線分の始点のY座標 $x1: 線分の終点のX座標 $y1: 線分の終点のY座標 $color: 線分の色
box($x, $y, $xsize, $ysize, $color) fbox($x, $y, $xsize, $ysize, $color) $x: 長方形の左上の頂点のX座標 $y: 長方形の左上の頂点のY座標 $xsize: 長方形の幅 $ysize: 長方形の高さ $color: 長方形の色